夏と秋の間で・甲
「斉藤?」



 早月さんの家から出てきた男性は、不思議そうな声で自分の名前を呼ぶ。



 そこから見えたのは・・・・・・やっぱり、早川先輩だった・・・・・・・・・。



 ・・・・・・・どうして?



 なんで?



 ここは、早月さんの家だぞ。



 大場さんは?



 ・・・・・・・おおばさんは・・・・・・・・・・?



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