夏と秋の間で・甲
「分かった・・・。それじゃあ、俺はしばらくどこかに行ってるよ・・・。」



 とは言え、今は後夜祭の真っ最中。



 ここ以外の場所だと、どこで身を潜めるべきか・・・・。



 そんなことを考えながら、望巳は腰を起こして大場さんに背を向けた。



 その瞬間・・・・



 ・・・・・・・・・・・・・後ろから、何者かに抱きつかれる・・・・・・・。



 何者かなんて考えるまでもない・・・・。



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