夏と秋の間で・甲
「きっと、あいつまた人気出てくるぞ、そうすればあいつの気持ちだって変わってくるかもしれない・・・。」



「分かってる・・・・。」



 ミス赤塚コンテスト『亜紀・綾子』コンビ・・・・・第三位。



 当然、女性陣の中では第一位、いくらなんでも出来過ぎだ・・・・・・・。



「だったら・・・。」



「でも、わからねぇんだよ。いったい、俺はどうすればいいんだよ?」



 本音だった。



 大場さんのコトを好きではないと気が付いたからって、自分のことを好きな亜紀のコトを好きになるなんて、そんな逃げるようなこと、自分にはできない・・・。



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