夏と秋の間で・甲
「そういえば、話変わるけど・・・・サンマ、高校に来てから変わったよな。」
突然何を言い出すんだ?こいつは・・・・。
「そうか?まぁ、確かに中学の頃は厚底眼鏡から不思議なオーラ放っていたからな。」
中学生までの亜紀は、文字ごとく『ヲタク』を絵に描いたような女性だった。ビン底眼鏡をはずすこともなく、洒落っ気もまったくと言っていいほどなかった。
それが、高校生になった途端、コンタクトに変え、髪の毛をリボンで締めるようになった。
『女は化ける』・・・・という名言を吐いた作家がいたが、まさに彼女にはそれに、ぴったりだろう。
突然何を言い出すんだ?こいつは・・・・。
「そうか?まぁ、確かに中学の頃は厚底眼鏡から不思議なオーラ放っていたからな。」
中学生までの亜紀は、文字ごとく『ヲタク』を絵に描いたような女性だった。ビン底眼鏡をはずすこともなく、洒落っ気もまったくと言っていいほどなかった。
それが、高校生になった途端、コンタクトに変え、髪の毛をリボンで締めるようになった。
『女は化ける』・・・・という名言を吐いた作家がいたが、まさに彼女にはそれに、ぴったりだろう。