夏と秋の間で・甲
「何でしょう?」



「まぁ、おかしな頼みなんだけどな・・・・。今度の日曜日、暇か?」



「ええ。」



「そうか・・・ソレは良かった・・・。」早川先輩は再びジュースに口をつけると、空を仰ぎ



「あとな・・・・太刀魚さんは、日曜日暇しているか分かるか?」



 声色から、先輩がすごく気まずそうなことが分かった。



「・・・・・・・ハイ?」



 予想外の発言に、思わず変な声が漏れる。



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