先輩のおせっかい
通されたのは店の奥の方
常時金欠の私が気軽に入れるような
お店じゃないけど、値段は高くなかった
「どう?結構旨いだろ?」
「うん!おいひい!」
「何言ってるかわかんねーよ」
目の前で笑う智輝
何この空間。
幸せ過ぎるんだけど...
だめだ...
せっかく一緒にいれるなら友達で良い
って思えてたのに...
こんなんじゃ、我慢できなくなるよ...
「なぁ、結菜...」
いつもの智輝じゃないみたいな
落ち着いた声に反応して
智輝に目をやる
あ...
もうご飯食べ終わってる