月天使
「笑ってろ…結大も陸もふれあも…」
「月さん…?」
ふれあがあたしの方を真面目に見た。
「あたしは皆が悲しんでるなら笑わせる。無理矢理でも笑わせる。だから皆はあたしの前では笑ってろ。」
あたしは結大、ふれあ、陸に笑いかけた。
すると皆が笑った。
「アハハハハ…月には負けたよ。」
「決まってるじゃないですか!!あなたに着いていくって私たちが決めたんですから!!」
陸とふれあはあたしに手を差し出した。
そして結大もあたしの方に手を差し出して、
「だとさっ…月、さぁ手、出しな!!」
気持ちの良いこの言葉にあたしの顔まで
笑顔になっていた。
あたしは皆の手の上に自分の手を重ねた。
「よし、頑張るぞーっ!!」
「「「オーッ!!」」」
あたし達の旅はまだ始まったばかり。
ここから何が待っていようとも
負けたりしないよ!!
大切な【仲間】がいるから!!