月天使

すると、結大が笑いながら


「いや、男になりたかったんだろ?俺、お前の事知ってんだから。」


と声を上げた。


「ゆ…結大!?」


マジかよ…本気!?結大のクールキャラ崩壊!?


「ハハハっ…冗談だって♪早くしろよーっ!!この辺で待ってるから!!」


「うん!!」


あたしは少し離れた木の影で着替えた。


髪はショート、服装は動きやすいハーフパンツ!!

スニーカーに履き替えて、皆の前に立った。


「じゃーん!!イケメン月くんじゃぃっ!!」


あたしは皆に笑いかけた。が、しかし!!


「る…月…。」


「嘘…月さん!?」


ふれあと陸の反応は怖い…。

あたしを見下してるようだ…。



「な…何!?<おなべ>じゃないから!!」


あたしは必死に訴えようとした。が、しかし!!


「いいえ、違うんです。似合いすぎてビックリしちゃっただけですから…」


とふれあはあたしに見とれている。


「俺もそれ思った!!お前、イケメン過ぎてマジ惚れる…」


陸もそう答えてきた。って…ちょい待てよ!?
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