月天使

「それって…月さん、超のつくお嬢様じゃないですか!!だから男装するんですか!!」


「ま…まぁね。」


とか言いつつもどストライクです…!!


「じゃあ、月さん男装しててくださいよ!!」


「ええっ!?」


ふれあが勢いよくあたしの腕を掴んで

また、テントの中に連れ込まれた。


まっ…マジで!?


「イケメン月さんですね♪」


そう言うふれあに男物の服を着せられた。

完全にコレ、あたし、遊ばれてるよね!?

しかもコレって…


「結大のだね!?地味にデカイし!」


あたしは顔がひきつった。

コレ…結大に怒られるよ…。

するとふれあは、


「いいえ、結大さんの服と
お揃いでパチッて来ました~*」


とニッコリ笑った。


えっ…待てよ…!?


「はぁぁぁあっ!!!?」


パチッたって?それこそヤバイって!!

泥棒と同じじゃん…。


「そんなに驚かないでくださいよ♪
私もついに人から姿が見えないように
変身出来るようになっただけですよ!!」


つまり…どちらかと言うと…


「ポルターガイストに見えるのか!!」


「正解です!!ということで良いですよね♪
人から姿が一切見えないっていうのは!!」
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