月天使

「バカな奴…。大丈夫だっての!!月はその辺知っててお前を選んだんじゃねーの?いい加減、気付けよバカ!!」


俺はその言葉を聞いた途端、

ハッと我に返った。


「月の役に立てればいいんだよ。それがお前が月に最後にしてやれる事だろ?」


陸が俺を見てニカッと笑った。

俺も思わずフッと笑って、


「あぁ…。そうだな。」


と言った。俺が月にしてやれることは

少ないかもしれない。だけど、

できる限りやってやろうじゃないか!!


月に俺の全てを尽くしてやる!!
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