月天使
「こ…これは酷いわね…。
ここからは私が何とかするわ!!」
「待って、瑠璃愛!!」
あたしは瑠璃愛の腕を掴んだ。
「えっ…?月っ!!」
「ごめん…。ここは
あたしに任せてくれないか?」
瑠璃愛と陸とふれあはあたしを見て
驚いていた。だけど…
「よしっ!!行けよ月っ!!」
辛い過去を乗り越え、
今を一生懸命に生きる陸も…
「私達が月さんの背中を支えますから!!」
あたしと初めて仲間になったふれあも…
「もぉ…バカにしないでよ。でも
今の月は誰にも止めらんないよ!!」
あたしに色んな事を
教えてくれた瑠璃愛も…
あたしの大切な仲間と共に行く旅の
先には必ず光があるって信じてるから!!
「クラランスッ!!」
あたしの放った力は島全体を包みこみ、
大きな光の島へと変えた。
そして島は見違えるほど美しくなった。
この光は誰が作ったとかじゃないんだ。
闇に染まったあたしを光へ導いて
くれたのはここにいる皆だからっ…。