月天使
「ええ…と佳那!?こんな時間に何してんだ?」
あたしがヘラっと笑うと
佳那がパッと笑顔になった。
「ヘヘッそれはこっちの台詞♪なんかボーッとしてるみたいだったけど大丈夫?」
「あ…あぁ。俺は夜行性だから大丈夫!」
「ハハハっ!!何ソレ!!月くんて面白いね♪」
腹を抱えて笑う佳那に対し、
「え…そぅ!?」
と何がおかしいのか理解不能なあたし。
「ふふ…早く帰って寝なよ!」
「なんで!?」
「明日が2学期最後の学校だからね*」
ってことは…
「もう冬休みか…。」
「だね…。明日は寝坊しないでよ!!」
「う…うん。」
とは返事するけど無理かも…。
「それじゃーね♪」
佳那は嬉しそうに手を振ってかけていった。
あたしも又家に向かって歩き出した。