月天使
「「あ"ぁ"っ!!!!」」
月と声がハモった…。
しかも月、警察の人、睨んでない!?
すると警察官の人は
「ひっ…ひぃぃ~!スミマセンでしたーっ!!」
とか言って逃走した。ってあれ…?
何かのゲームの解説みたいだな…。
「よし。終わったー!それじゃあ帰るぞ。結大。」
月はさっと立ち上がりここを
出ていこうとしたが、俺はそんな月を止めた。
「まてっ!!何勝手なマネを…。あの女はおそらく水星の神、マーキュリーだ。情報を集めて次のマーキュリーの子を仲間にするぞ!!」
「何言ってんの!?あんた、頭狂ったか?ついに壊れたか?」
訳が分からないという顔をして月が俺を見た。
あっ…そっか…。
「月には何も説明してなかったな」
「ん?知ってるよ。あたし、月天使でしょ?」
「うーん…まぁそうとも言う。
正式には月の神様、ムーンだ。」
「はぃ!?」
「皆それぞれの神が狙うは…」
「えっ…!!もしかしてっ!!」
分かったか…。月はさすがに理解が早いな~。