月天使
「違うよ。あたしはあんたほど力を使いこなせない。あんたがムーンならあたしはその弟子の月天使だ!」
あっ…開き直っちゃってるわけだ(笑)
でもそれも悪くないかも!!
俺はニヤッと笑って月を見た。
「な…何よ!?」
「お前さ、俺の弟子ならちゃんと着いて来ねーとしらねーぞ!!」
ニヤリと笑ったまま俺はベンチから
立ち上がって、歩きだした。
「えっ?ちょっ…待ってよ!
弟子はそんなにスグに成長しませんー!」
月もベンチから立ち上がって
俺の後を追ってきた。
「まぁ…頑張って?」
俺はまた先々歩く。
「おっ…お願いだから待って!ほんとに待ってーっ!!」
月は俺の腕をつかんできた。
俺は思わず月をじっと見た。
「なっ…何よ!?」
こいつ、夜なら力使えるんだよな…?
「よし。月ちょっと力を貸せ!!」
「はっ…?えっ…急に!?」
驚いたように月が俺を見た。