月天使

「す…凄い。でも、私これからどうすれば……?」


「俺の予定では夢野は俺達の仲間になるけど?」


「えっ!!本当ですか~っ!!」


嬉しそうに夢野はこちらを見た。


「あぁ。大歓迎だ。」


俺は夢野に笑いかけた。


「う…嬉しいです!でもあなた達のお名前は?」


あっ…!そうか!!教えてなかった!!


「えっと、俺は浜島結大。結大って呼んでくれ。で、コイツが月…」


「結大死ね…。結大死ね…。
結大死んでよね!?死ねるよね?」


………月、めちゃくちゃ怖い…。


「ふふっ。仲良いですね!」


夢野はニコニコって笑って俺の方を見た。


待ってーっ!!

この状況で仲良いように見えるか!?

俺、死ねって連呼されてるよ!?


「彼女、やきもち妬いていらっしゃるんですよ。」


あっ…そうなのか!!


「たまには可愛い事もするんだな…あいつ。」


チラッと月の方を見た。すると…………!!!!?

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