月天使

犬神様のアオと!!


「ごめん､心配かけて…でももう大丈夫！」


あたしはペガサスのいる扉へまた立ち上がり､

近づこうとした。


すると……。


「もうやめろっ!!」


結大があたしの手を掴んでそれを止めた。


でもあたしは…


｢やめるのは夢を諦めるくらいに最低なことなんだ｡アオと約束したからあたしはやめない!!」


そうだよ…約束したから…｡それに……

約束してなくてもきっとあたしはやめない。


結大があたしを見て辛い顔をした。


｢なんて事だ…｡アオが…｡｣


あっ…しまった!!

アオって呼んでしまった｡だから悲しい顔を…。


あたしは口を押さえて結大があたしの手を

離した隙にすぐに扉に走っていった。


｢だからあたしはやらなきゃだめなんだよ!!」


あたしは扉に向かって力を注ぎ込んだ。


すると……