LOVE PRINCESS(陽呂&心菜)
仲良し家族!?
「あ! 愛姫、駄目……」
「きゃぁー!」
「いでっ!」
朝から賑やかな我が家。
これ、毎朝恒例。
今日の被害者、心菜。
見事、寝てる心菜の足を踏んでしまった愛姫。
ムクッと起き上がった心菜の不機嫌な顔。
「ほっ、ほら愛姫?
こっちでおいで」
「はっ、はぁい」
引き攣った笑みを浮かべながら手招きする俺に、何かを察したのか素直に俺に駆け寄る3歳の娘。
「愛姫ぃ〜!」
「まま、ごめんなさぁいー」
最後は逃げるように走って来た愛姫を抱き上げた。
「心菜さん、大丈夫ですか?」
そして未だ、敬語健在(笑)
「もう本当に痛いー」
足を摩る心菜の横に、愛姫を抱っこしたまま座った。