シューティングスター

涙の夜~Love tell

またいつものように

癒しのメロディーが鳴り響いた。

メールも同じ音だから

返信が返ってきたと思った。

携帯電話を開くと

柏木潤。

名前と電話番号。

怖くもないのにビックリしすぎて

「もしもし?」

恐る恐る応答した。

「どもども、不意電話でーす!!」

その声の持ち主は柏木くんだった。

「もしもし?」

「不意に電話してみた(笑)」

ドSな潤くんの悪戯な笑い声

胸はドキドキしていて

鼓動は高鳴っていく。

どんな潤くんも大好きだけど

こんなドSな潤くんも大好きなわけで…(//∇//)(笑)

またいつものように甘甘テルフォンの始まりだ。

「早く会いたいね」

「そうだな。」

「だから、合宿頑張ってくるね」

「おう、頑張れよ」

「うん!!潤くんは今日何してたの?」

「朝からずっと課題やってた。

もう、しんどくてさ」

「しんどいならうちが助けるよ」

「サンキュー」

柏木くんの声がいつもより元気がないのは

薄々感じていた。

何があるのかな?

頭のなかには疑問マークでいっぱいだった。

だけど潤くんから電話を掛けてくれたのが

ただただ嬉しくてそんなの

どうでもよかった。
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