シューティングスター
午前6時
「はよ、おきやー」

保健の先生の声が夢から私を引きずり出した。

いつもなら起きれるはずなのに。

全然起きれなかった。

「**********」

なにか話してるんだけど

なに話してるかわからない。

きっと記憶は未だ夢のなかで、

未だ夢にしがみついてるんだろう。

未だ眠いけど

朝から、ラジオ体操して近くの川まで歩いた。

3学年集まって石切りした。

ほとんどの人の石は水面を走るのに

私の石は沈んでしまった。

それから宿舎に戻って

朝ご飯食べてまた勉強が始まった。

2時間目。

理科の教員が行う英語。

女々しくてでも面白くて優しい先生の授業。

そんな先生の話はグダグダ

でも内心楽しかった。

お昼ご飯は飯盒炊爨だった。

作ったのは恒例のカレーライス。

と、言ってもご飯は

宿舎の方で炊いてくれたんだけど(笑)

私は火起こし係。

トロけちゃいそうなくらい暑かった。

私がチョコレートだったら

なんかバカな考えばかりしてた。

もし、チョコレートだったら

どうやって帰る??とか

「暑い、暑い、暑い!!!!!!!」

「ヤバイヤバイ」

うちの班はどんちゃん騒ぎに近かった。

先生もいてくれたお陰で

カレー作りは大成功!!!!!!!
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