シューティングスター

心の底は未だ昨日のことを引きずっていた。

どうしても大好きで、愛しくて

すこし…理由もなんかなく心は

水色だった。

せっかく一歩近づけたのに

また潤くんは遠くなってしまった気がして

ただ潤くんを失いたくなくて。

わたしにとって潤くんはかけがえのない人で。

学年主任が着火万で火をつけた。

しばらくして花火がうち上がる。

この模様はなんて言いますか?

強いと言えば恋模様でしょうか?

恋景色とでも言いますか?

恋花火は星空に染まる

担任の先生から線香花火をもらった。

パチパチパチと小さく弾けて

線香花火の儚い命は終わりを迎える。

線香花火も終わり亜美と天体観測をした。

前で理科の教員が説明を始める。

「あれが乙女座の……えーっと…」

保健の先生がすかさず

「スピカです」

と答えた。

「そうそう!!スピカだ」

理科の教員はまた話始める。

「この上に見えるのが夏の大三角で

あれが、デネブ、アルタイル、ベガ…

あれがひしゃく座で近くに

小熊座があって

ひとつポツンとしてるのが

北斗七星で。

私の豆知識をこの物語に取り入れると…





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