シューティングスター
好きな人の前で笑う私。
胸の奥は寂しくて…。
今素直になれたら
「あのとき素直になればよかった」
何て悔やむこともないのにね。
寂しくなることもないのにね…
でも、恥ずかしくて
嫌われそうで怖くて
なにも話せないの。
こんな私…嫌いですか?
辛すぎる現実は…
真実の針は
私と好きな人の幸せな時間を
意図も簡単に切り裂いてしまった。
「もう…時間ないから…」
そう言葉を放ったキミ。
夢みたいに幸せな時間から
現実に引きずり落とされた気分だった。
きっと…冗談なのかな?
それとも本気?
それとも半分半分?
「俺の望みはこのまま時間が止まれば良いのに。」
「好きだよ」
「俺、宮澤にほれるかも」
この瞬間に
「惚れてよっ!!」
なんて言えれば、少しは運命は変わってたのかもしれない。
「帰りたくない…」
そんな気持ちと
「帰らなきゃいけない。」
頭のどこかで理解してる現実が
胸を苦しめていた。
「最後に写真を撮ろうっか」
ねぇ…なんで?
私の禁句忘れちゃった??
バイバイ と 最後 は禁句なんだよ?
ほら…柏木くんのせいで
また寂しくなっちゃったじゃん。