誰かの為のラブソング
細かな校則。
制服のスカートの丈。
学校指定以外の服装は一切駄目。
靴下も靴も鞄も。
授業の開始時間に席についていなければ、その授業は受けられず、退席させられる。
私物はもちろんのこと、教材に至る全てに持ち込み許可がいる。
そんな校則が生徒手帳の3分の2を占めて掲載されている。
そして、それを破った者に対する厳しい罰則。
意識を持たせる為に責任を負わす。
それは至極必要なことではあるが、行き過ぎた方針は時に反発する力も大きく養う。
リズもそんな学校の教育方針に疑問を抱く一人だ。
今のままでは、学校側と生徒との信頼関係など成り立つはずがない。
「いたいたっ!
リ~ズ~!!」