誰かの為のラブソング
「…あたしは… … 」
「…いいよ、
リズの気持ちが1番大切だから。
本当に苦しくなったら俺に話して。
俺はいつでも大丈夫だから」
リズの気持ちを察したのか、ユウは自ら話を切り上げると、優しい眼差しで笑ってみせた。
「…ユウ… 」
「ん?」
ユウの気持ちがとても嬉しかった。
本当は全てを吐き出したい。
不安を全てさらけ出したい。
「…ホントは聞いて欲しい…
ユウに全て…」
「…うん…… 」
ユウはリズの気持ちを汲み取るように静かに瞳を閉じた。
「…待ってるよ…
気長にね…」
リズはユウの優しさに包まれながら静かに頷いた。
「…… ありがとう…
ごめんね……… 」