同居人はNO.1ホストー2ー3ページまで修正
コレクション
あれから、最低男と少しだけ
気まずい雰囲気になている。
いやっ、話すは話すけど何となく
前のことがあって気まずい。
(……………ちゃん………捺海ちゃん。)
遠く聞こえた声が、段々とハッキリと
聞こえて来た。
「あっ、何!?」
ハッとして顔を上げると春綺君が
顔を覗かせていた。
(大丈夫??
何か、ボーッとしているけど。)
春綺君は、心配そうな顔をした。
「あっ、うん!
大丈夫大丈夫……」
あたしは、そう言ってウーロン茶を
一口飲んだ。
すると、隣に座っていたれおん君が何かを差し出して来た。
(なっちゃん、コレあげる!!)
あたしは、れおん君に貰ったのを
手の平の上に乗せて見た。
見ると、あたしの手の平には
可愛いピンクのウサギのストラップだった。
(僕のウサちゃん、なっちゃんに
あげる!!
僕と色違いでオソロイ♪)
ニコッ……
キュンッ……
れおん君の天使みたいな笑顔に
やられてしまった、あたし。
みなさん、見て分かるかと思いますが
実は今、BURAKKU PURINSUに
来ています。
あたしの両側にいるのは、れおん君と春綺君。
「ありがとう、れおん君。
このウサギ可愛いね!」
(ウサちゃんも、可愛いけど……
なっちゃんも可愛いよ!)
ギュッ……
そう言って、れおん君はあたしの左腕にしがみ付く。
キャーーアァァァァ!!!!
本当、可愛い~~!!
もし、兄弟とかいたら、れおん君が弟だったら良いな~~
なーんて、勝手に妄想していると……