ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
「・・・まぁーもう一人の夫なる弟の許可はいるけど」
「はい?」
「俺には一卵性の弟がいるんだ…。去年、1年間…沢木総理のSPを務めた自慢の弟だ」
「・・・」
「俺の考え方では…戸籍上は俺と偽装結婚、二人で住む屋敷内では君の安全の為に弟に同居してもらうつもりだけど。どう?」
命の関わる秘書業務?
「犯人が分かれば、即離婚だけど。君には莫大な慰謝料が入る」
「・・・」
「君しか多分、頼める相手がいないと思う!!お願いだ!!!」
社長は濃紺の瞳を潤ませて、渋面で返事しない私を抱きしめた。
「し、社長ーーーっ!!?」
私に縋りつく社長。
邪険には出来ず、そのまま強き締められ続け、全身が真っ赤に染まった。
「はい?」
「俺には一卵性の弟がいるんだ…。去年、1年間…沢木総理のSPを務めた自慢の弟だ」
「・・・」
「俺の考え方では…戸籍上は俺と偽装結婚、二人で住む屋敷内では君の安全の為に弟に同居してもらうつもりだけど。どう?」
命の関わる秘書業務?
「犯人が分かれば、即離婚だけど。君には莫大な慰謝料が入る」
「・・・」
「君しか多分、頼める相手がいないと思う!!お願いだ!!!」
社長は濃紺の瞳を潤ませて、渋面で返事しない私を抱きしめた。
「し、社長ーーーっ!!?」
私に縋りつく社長。
邪険には出来ず、そのまま強き締められ続け、全身が真っ赤に染まった。