ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
「き、君はいつからいるんだ?」



兄貴が顔を真っ赤にした。



「…譲るつもりはないと社長がおしゃった時から…」



「うっ…そ、それは…」



兄貴は俺と比べて女に免疫がない…



「…俺は二人の仲を邪魔するつもりはない。安心しろ。兄貴」



俺は十和子の脇をすり抜けて給湯室に足を運んだ。



社長室は禁煙。



俺はレンジフードをオンにして煙草を吸った。



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