ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
「紫桜!!?」


京平が割れた窓ガラスに向かって逃走した紫桜の名前を呼んだ。



「とんだヤツだな…」



「…大丈夫?諒平さん」



十和子が心配そうに顔を見つめる。



「大丈夫だ…」



「早く手当てをしないと…」

保健医の磯村先生は慌てて俺の傷口の消毒をしようと消毒液と脱脂綿を用意した。







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