ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
俺と十和子は京平が搬送された『横浜医大付属病院』に急いだ。



京平の手術は終わっておらず、俺たちは手術室に近い待合で終わるのを待った。



「京平さん…大丈夫かな?」



「心配するな…京平は助かる…」



「俺は公安の春日だ」


極秘捜査の犯人の為…事情聴取に来たのは『BP』の存在を知る春日警視だった。


俺と彼とは顔見知り。



「…兄の容態は?」



「まだ、分からない」



「…そうか」



「これが…ヤツの撃った弾丸だ」



俺は紫桜が花瓶を撃ち、床に落ちた弾丸を拾って持っていた。



「…ヤツの持っていた拳銃はサイレンサー付きのリボルバーの改造銃だ」



「…江波警部補を撃ったのもヤツか?」







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