ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
「それはおめでとう!!」


皆、グラスを天井に掲げ、再び乾杯。


「ありがとうございます!!で、ベットの中でプロポーズされました!!」


彼氏は小杉さんが処女だと知って…責任を感じたのか…



「仁科先輩、遠距離恋愛の彼氏とはどうなってるんですか?」

隣の藤崎さんが私に問いかける。


「え、あ…私のコトはいいから…」

私は引き攣りながらも、笑顔を作り、話題を変えようと努める。


「私のコトは根掘り葉掘り…訊くのに…仁科先輩は全然、彼氏のコト教えてくれない…酷いです」


小杉さんが藤崎さんに続く。


「秘密主義もいいトコですよ。仁科先輩」

藤崎さんが私を詰りつける。

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