ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
私の日常は会社と部屋を行き来する毎日で、平凡なんだけど。


単に、このスリルは…偶然の産物であって…



でも、また会えるなら嬉しいなぁ。


私の全てを知る初めての男性だから。



「あれが私のマンション…」



外壁がクリーム色の5階建てのマンションが見えてきた。

会社への利便性を考えて、実家から出た私。心配性のお父さんには猛反対されたけど。私は勘当覚悟で、自分の意志を貫いた。


風宮さんと同じBMW7シリーズの車が停っていた。車体の色は正反対の白。


「ありがとうございます」


私は風宮さんから、貰った携番とメルアドの書いた小さなをメモを大事に握りしめて、降りる。


つや消しブラックのボンネットが昼の陽射しに反射して光る。





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