ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
「お前は死んだと思っていた…」


「・・・」


俺と兄貴が再会したのは、半年前。


マルサの依頼で、歌舞伎町を拠点に、幾つものホストクラブを経営する元歌舞伎町のカリスマホストで今は実業家の男の脱税証拠を掴む為、仲間と一緒にホストクラブに潜入。


ホストとして、働いていた。


そのホストクラブに俺を訊ね、やって来たのが兄貴・京平。



「兄貴の方こそ…死んだと思っていた…」



俺たちは一卵性の双子。


家は大きな屋敷に広い庭。沢山のお付きが居た。でも、両親は不慮の事故で突然、他界。


俺と兄貴の生活は一変。俺は兄貴と引き離されて、施設に入れられた。


< 42 / 155 >

この作品をシェア

pagetop