ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
「…頼む…もう俺のトコには来ないでくれ…」



「諒平…」



本当の名前を呼ばれたのも20年振り。



「俺たちの両親は殺されたかもしれないんだ・・・」


「!?」


「犯人は親族の中にいる…だから、両親が死んで俺を育ててくれた優しい叔父夫妻すら信用できない。俺は極度の人間不信に陥っている。だから、友達はいない…」



「・・・」



オトナの男が…俺に抱きついて泣きじゃくった。



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