ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
車まで取り替えて、向かった先は横浜。


「…兄貴…お前に変なコト、言ったらしいな…」


「えっ?」


「兄貴はお前にマジでホレてんだ…偽装結婚とか言ってるけど…ホンモノの結婚だと思っていてくれ」



嘘?社長は本当に私を?
私よりも綺麗で若い秘書は沢山いるじゃん。


「叔父夫妻との待ち合わせまで…まだ時間あるが…ベイブリッジ見ていくか?」



「え、あ・・・」



ベイブリッジのそばにある大黒海釣り施設に入っていく。


ちょうど、夕陽が地平線に沈みかけた刻。


それを狙っていたのかのようなグットタイミング。



等間隔に並ぶ柱のオブジェ。その前を二人で肩を並べ、歩く。


柱のオブジェの影が石畳に細長い影を落としていた。






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