No.1カレシ
……ポツ…ポツ…。
外を見れば、いつの間にか雲が雨雲に変わり真っ暗になり始めていた。
「………雨…。」
「…えっ?うっそぉ!私傘なんて持ってきてない!!
帰らなきゃ!!ごめんね、万優架!私先に帰るわ!!」
「……うん…。付き合わせてごめんね。
ありがとう。」
「………まぁ、後は自分で考えなきゃダメな事だから…。
ゆっくりでいいよ、万優架…。ゆっくりでいい。
あっ!!ホントにヤバい……じゃね!!」
「…バイバァイ。」