No.1カレシ




「……ほれ!!」


ドン!!っとまたまた山積みの本が……


「…まさか…」


「そのまさかだ。第二図書室にこれ持ってけ!」


「……うそぉ…。お昼休み終わっちゃうよー」


「早く行けば間に合う。これからは寝ないように!わかったら持ってけ、持ってけ!!」


シッシッと手でサインをする若鍋先生。


「はぁい………んしょっと。……失礼しましたぁ…。」



断れるはずもなく、本を抱えて職員室を後にした。




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