No.1カレシ




…………すると…


ズイッと私の目の前に浅野雄大君の顔が。


俯いて泣いてる私…。

背の高いカレはきっとキツイ態勢のはず…。


フワッと両頬を包まれ、優しく上に向けられる。


「……フッ。目、真っ赤。」


…………カァーっと頬が熱くなっていく。


だって…交じり合った私達の視線…。


カレの目は、これでもかってくらい甘く、優しい目をしていたから…。



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