記憶
「おい~。そこのバカップル!今すぐ離れなさ~い!非リア充の方に失礼です!」
黒髪の綺麗な女が冷やかし気味にいう
「お前ら…時と場所を考えろよ…」
女の横にいた、茶髪の男が呆れ気味に言った
「あ。みさちゃんとけーただ。」
「美亜おはよー」
「はよ~」
みさちゃんとけーた。
みさちゃんは私の大親友でけーたは和斗の親友。
良くこのメンバーで行動する事が多いんだ
因みに…けーたはみさちゃんの事が好きだったりするんだ
けーたはちょいちょいみさちゃんとにアプローチをしてるんだけど…みさちゃんに気づいて貰えない
何とも悲しい男
「ここで立ち話もあれだから、教室行こうぜ?」
「え?けーた達も四組なの?」
私がけーたに聞いてみた
「あぁ。そうだ!これからも宜しくな!神崎」
「うん!」
「美亜…俺とは?」
「え?」
今まで黙っていた和斗が口を開いた
多分、けーたと話してたからヤキモチ焼いてんだな
もぅ、可愛いな~
「あら?ヤキモチ?」
みさちゃんが冷やかしてる
そんなみさちゃんの言葉をスルーして
「ね。美亜?俺とは?」
「スルーかよ!」
「え?あの…か、和斗とは…その、永遠に…よろし
くお願いいたします」
私は照れながら、言った。
そして、和斗を見てみると
そこに顔を真っ赤に染めている和斗がいた
「和斗?」
「あ?いや、その…こちらこそ…永遠に…よろしくな?」
ー和斗…
そんな和斗がとても愛らしく思った
だけど
その約束が果たされないと分かったのは…
もうちょっと先の…お話