恋蕾開花CHU?


そう言って和弥は私の手をぎゅっと握って、歩きだした


「な、なにを…」


「繋いどかねぇと、はぐれるだろ?」


私の胸はきゅんっと高鳴った


駅に行くまでの道に小さな子供達が公園でバスケをしていた


「和弥も、昔はあんな感じだったよね」


「雅と、よくバスケしてたな…」


その時の和弥の瞳は悲しげだった


< 29 / 36 >

この作品をシェア

pagetop