涙恋ーナミダコイー


「ほら、行こうか」


「うん」


再び差し出された手を今度はしっかりと握り返す。


恥ずかしすぎて俯いていたけど、多分新君もまだ照れていたはず。


握りあった手がお互いの熱を教えてくれる。


二つの手はとても、熱かった。


< 172 / 374 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop