涙恋ーナミダコイー



それが私の胸を抉るような痛みを叩きつける。


「デートの最中に他の人に話しかけるってどうなの?そっちはそっちで仲良くしとけよ」


そう言って、私の腕を掴めばその場から離れようとする新君。


私もそれに素直について行こうとした時だ。


「駄目」


拓真が新君が掴んでいるもう反対の腕を掴んだ。


「…っ」


驚いた、というのはこう言う事を言うのだろ。



< 205 / 374 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop