涙恋ーナミダコイー



拓真の何か言いかけていた言葉を遮ったのは新君。


手に氷を持っている。


「別に。結衣に用があっただけ」


「っ…」


止めてって言ってるのに…なのにどうして、今更名前で呼んだりするの?


もう私たちは恋人じゃ無い。


期待して、結局泣くのはもういやなんだ。



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