涙恋ーナミダコイー

さくらの木の下で~side新




あんな約束をするだなんて、俺ってホントに最低だとつくづく思う。


あいつが結衣に“待ってる”と言ったとき正直焦った。


あいつがあんなこと言うとは思って無かったから。


結衣は多分、まだあいつの事が好きなんだと思う。


それは近くで見てきたから痛いほど分かってる。


いつも俺はそれに嫉妬していた。



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