涙恋ーナミダコイー



「今は…仕事だけど?」



それまで、私の中にあった何かが無残にも砕ける事が分かった。



「そっか…。わかった、頑張ってね」



「あ、結衣…」



拓真が何かを言いかけても私は聞く耳を持たずに一方的に、切った。



どうして拓真が嘘をつくのかわからない。



信じたいのに、嘘つかれると信じられない。



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