悪夢
戻りたい。
「うっ、いったぁ」
私は頭を抱えて起き上がる
全てが夢?
ううん、私の声が
全て現実だ。と
言っている
「ご丁寧に制服のまま
私の席に座らせてさ…」
もちろん鞄は森本さん
のを私が持っていた。
時計を見上げる
7時前…みんなが教室に
入って来るのは8時頃だ
「うっぁ、ぁああああー」
私は泣いた。
事実を見つめなおす。
何で私なの!?
どうしてこんな事するの!?
もぅ、嫌だ…
泣いて、泣いて泣いた。
時計は7時50分を
さしている。
「ヤバい、みんな来る」
泣き止んで、制服を
整えた。
もしかしたら、斗真が
華音が、気づいて
くれるかもしれない。
頑張ろう。
ガラガラガラ…