悪夢
「って、キャア!
和美ちゃんどうしたの!?」
「あ、清花!こいつね
今来たら清花の席に
座ってたんだよ?
理由は…」
言いかけた華音がこちら
をチラッと見て、私を
睨みつける。
「くっ…」
とりあえず立ち上がらなきゃ
「分かんないんだけどね…」
華音が言う。
ただ席を間違えただけよ!
「そ。何かされるかもだし
あんま近づくなよ?清…」
斗真が言いかけてる間に
こっちにかけ寄ってくる森本。
やだ、こっち来ないで…
私は少し後退りする。
森本は私をヒシと
抱きしめた。
や、やめて…