悪夢
私はその日
学校を初めてサボリ、
次の日は重い足取りで
学校に行った。
だって…勉強遅れたら
進学出来ない。
でも、こんな弱った私を
待ち受けていたのは
酷すぎる現実だった。
…私は教室の扉を
開けた時、足が凍るのを
感じた。
クラス全員の冷たい目線。
「…え、何これ?」
震えながら、
立ち止まっていると
後ろから先生が
押してきた。
「森本さん、早く入って」
「あ、すいません…」
と言いながら席につく
クスクス。とそこらで
笑い声が聞こえた。
…//////なんなのよ!?
私は席に座る…
ベタァ。
え、何!?
イスがベタベタしてる。
というか、酷いのは机
カッターなどでの
刻み込まれた「死ね」
の文字。
う、嘘でしょ?
私が?この私が!?
クラスのイジメなんかも
全部止めに入ってた私が!?
…あ、ありえない。
私はキョロキョロと
周りを見渡す。
みんなチラ見で
クスクス笑ってるだけだ。
斗真に至っては
睨んでくる。
私はついに先生の方を
見た。
すると、冷たい目線で
一言。
「森本さん、あなたには
聞きたい事がいくつか
あります。放課後、
私の所へ来なさい。」
あ、そう。
先生も私が悪いと
思ってるんだ??
もういい。