しーくれっとらぶ
『聖夜も忙しいね。
最近、お仕事行ってなかったから大変なのかな…っι』

「そうだったの??」

『うん…ι

あたしにあんなことがあってからね…、聖夜、あんまり仕事に出てないんだ…。

あたしが、あの夜からなかなか眠れないから…。』


「夢見たりしちゃうの…?」

『うん………。


聖夜の仕事は夜でしょ??

だから、あたしを心配して最近はあんまり仕事に行ってなかったんだ…。』



あたしは俯きながらそのことを話した。


聖夜にすごく迷惑をかけてることが辛かった。



「そっかー…。


唯は本当に聖夜さんから大事にされてるねっ。

そんな家族っていいな。」

『そうかな…ι

あたしが迷惑かけてばっかりだから…。
聖夜はいい加減うんざりしてるかもしれないし……。』


「んなわけないでしょ。

唯はすぐそうやって悪い方にばっかり考えるんだからーっ。

そりゃ、家族なんだから迷惑かけるのは仕方ないよ。

唯は気にしすぎだって!



―あ、そうだ。

あたしさ着替えとか取りに戻りたいから一緒に来てくれない??」


亜紀は思い付いたように言った。


『……うん…っ。
…ついてくよ。』



あたしは一瞬戸惑ったけどすぐに頷いた。


部屋から出るきっかけになるかもしれない。



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