しーくれっとらぶ
「龍君はさ…唯に何があったかなんて無理に聞くような人じゃないよ…??




たとえ、唯に何があったか知ったとしても、絶対変ったりしない…。


今までと変わらないよ……。




それでも電話に出れない…??」




亜紀はそう言ってすがるようにあたしを見る。




『出…れない……。』





あたしは亜紀の顔を見ることが出来なくて下を向いた。




『怖い……
嫌われるのが怖いんだ……。




龍君が…そうゆう人じゃないってわかってるよ…??



わかってるんだけど……
やっぱり怖いの……。





汚いって思われるんじゃないかな…とか考えちゃうの……っ』

「龍君はそんな人じゃないっ…!!





唯がわかってるでしょ??



龍君がどんな人か……唯がよくわかってるよね??






龍君は本当に唯を心配してるんだよ……」



あたしは亜紀の言葉に対して何も言えなかった。








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