しーくれっとらぶ
【ほんまかぁ??】

『うんっ!!』

【━で、本当は何??】

『買いも…、―!じゃなくって…っ、何もないってっι』

【買い物ならええよ。】



あたしの嘘に気付いた龍の仕掛けにまんまとハマってしまい、うっかり口が滑った。



『大丈夫だよぉっ(泣)!
買い物はいいからっ…。
会いたいっ…(泣)。』


【わかったから…ι
会うから泣くなってι
━なっ?】

『本当に…♪?』



あたしは龍の言葉でパァッと気分が明るくなった。


龍と会えるんだっ♪


【おん。でも、
買い物はどうするん?】

『大丈夫だよ。』



買い物はもともと聖夜と梨香さん2人で行くはずだった。
そこに、暇だったあたしが無理矢理入った感じだから、あたしが来なくても特に支障はない。



【そうか。なら、今日泊まり来ぃひん?】




泊まり━…ってことは2日も龍と一緒にいれるってことじゃん♪!!!!
やった、やった、やったぁー♪♪♪




【あー…無理ならええで。
ただ遊び来ぃひんかなて思ただけやから。】

『え!?大丈夫、行くよ♪♪』



あたしは龍の言葉に慌てて答えた。

多分龍はあたしが悪い意味で黙り込んだんだと思ったみたい。



『行く、行く♪』


【大丈夫なん?】

『全然大丈夫っ♪!
何時に行けばいいの?』

【ほな、また電話するわ。】



電話を切ると聖夜がいるリビングに向かった。





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