しーくれっとらぶ
『━ってことで、今日お泊まりしていい??』

「どこ行くんだぁ??
お前なんかを泊めてくれる奴なんていんのかよ(笑)」



聖夜は馬鹿にしたように言った。



『いるよーっ!!
この前泊まったとこだよ。
亜紀の彼氏さんちっ♪』



あたしはただ龍のことを説明するのが面倒臭くって、そう言った。



「あ~、そっか。亜紀ちゃんも来るんだろー??」



あ…ι
どうなんだろ…ι
龍がオフなら慎君もオフかもしれないけど…

聞いておけばよかった……。


『わかん…ないや…ι』

「亜紀ちゃんいないのに、亜紀ちゃんの彼氏んちとか泊まったら駄目だろー!?ι」



聖夜は慎君が龍と2人暮らしって知らないから、あたしが亜紀に内緒で慎君の家に泊まりに行くと思っているみたい。



『ちがっ…そんなんじゃな━』


♪♪~


あたしがきちんと説明しようとした時、あたしの携帯が鳴った。

亜紀からの着信だった。



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